クルマ磨きの名人

最終更新日2006/12/03
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先日、自動車磨きの「達人」に話しを聞いた。
ホテルオークラのB2で「クリーンエキスプレス」というお店を開いている和田さんだ。

昔は、ワックスはカルナバ蝋100パーセントのシュアラスターが一番いい、という話しだったが、今は焼き付けコーティングが最もよい、と言う。ワックスもこだわるお客さんがいるので、頼まれれば使うけれど、ということだ。

和田さんによると、通常のコーティングは持ちが悪くて、効果がなくなるのが比較的早いという。その点、クリーンエキスプレスのものは、
値段はそれなりにするが(キズをきれいにしてもらいつつコーティングしてもらうと、コースで10万円弱:クルマによって差がある)、効果は抜群に長く持つらしい。

あとは手入れのために定期的に訪れる人も多いし、車検などで自分のクルマをいいかげんに洗車されるのを避けるため、車検前にクリーンエキスプレスにクルマをもちこんで、きれいに磨いてもらってから工場に入れる人もいるそうだ。

では、自動車メーカーはコーティングをどう見ているのだろう。

某国産自動車メーカーで塗装を担当している人に会う機会があったので、コーティングの是非について訊ねたら、「それはしたほうが塗装にとっていいですよ」ということだった。メーカーではコストの問題でそこまで出来ないということだった。なるほど

ところでコーティングは、新車でするのがベストだが、古いクルマもそれなりによくなるらしい。キズとかとってくれつつコーティングをしてくれるのだ。どれだけボディをピカピカにするか希望によって価格が違うので、実車を見せてもらうのが一番の早道、ということだった。