小さな本物 

最終更新日2006/12/17
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日本が誇るオモチャ屋。
それが京商だ。
有名なのは
「ミニッツレーサー」と呼ばれる
「手の平サイズ」をウリにした
小型のラジコンカーだ。

通常、モデルカー(ミニカー)には
決まった縮尺が何種類があり
小さなHOスケールから
細部まで作りこまれた18分の1スケールまで
楽しみ方のバリエーションも豊富である。
国際的なスケールは43分の1ということになっていて
これは鉄道模型のOゲージに合わせたものである。

なんて話しはともかく。
京商のミニッツレーサーは
小さいけれど
どれも驚くほど精巧で
開発するひとの気迫が感じられるほどだ。

実際、実車の採寸に1日がかり。
そのあとも原型をつくり
パーツをつくり
各段階での確認作業と
1台ずつが気の遠くなりそうな入念な作業で
仕上げられている。
こういうところは、日本の企業のこだわりだなー。

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フェラーリも多く
これは京商のトップみずからが
「うちにモデルを作らせてほしい」と
交渉に出向いたんだそうだ。
最初、試行錯誤があったのはボディ色で
小さなモデルカーは実車より明るめの塗色にするのが
常識らしいが
フェラーリ側から
「その色は違う」とクレームが入ったりしたという。

でも、本物そっくりの小さなラジコンカーが
ラジコンで専用コースを走るさまは驚嘆に値いする。
オプションパーツも多く
改造するのも楽しいとか。

おもちゃだけれど
おとなの楽しみである。