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レクサスLS600h インプレッション |
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最終更新日2007/05/31 |
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先日、レクサスLS600hの試乗会のため軽井沢に行った。
ご存じ、ハイブリッドシステムと4輪駆動システムを備え、価格も970万円から1510万円という、超ド級のセダンである。
おもしろいのは乗ったかんじで、超ド級という言葉から想像されるのとは違い、ふんわかフツウ。拍子ぬけするぐらい、乗り心地をふくめて、すべてがやわらかい。
じつはこれが大変なことで、394馬力のエンジンを搭載し、4つの車輪を駆動するこのクルマは、ほおっておいたら手に負えないぐらいクセのある運転感覚となってしまう。
そこで技術陣は、アクティブステアリング統合制御や、コンピュータでクルマの傾きと逆位相のねじれを作るアクティブスタイビライザーなどを採用。カーブを曲がるときの車体の傾きから、四輪駆動によるクセまで、ネガティブな要素を消すために従来からのメカニズムを煮詰めるとともにコンピュータを駆使した新技術を投入した。
そういうことが、運転者には自然な感覚を実現しているのだという。僕たちは、軽井沢の峠道を走り、それから長野自動車道を走ってみたが、とんがっていないことが、じつはとんがっているのだということは、頭で理解するしかない。繰り返しになるがそれほど自然だからだ。
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ところで1510万円の600hLは4人乗り。後席は45度もリクラインして、足にはビジネスクラスのようにオットマンが出る。ただ特別な囲まれ感のような点ではさすがにロールスロイスにはかなわない。どういうものを豪華とするか、日本基準を世界基準にしていくのが課題なのだろうか。
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