この74カレラ2.7の吸気ポートの部分は
この時代の定番のキャブレターが付いておりません。
その代わり、現在の車にも似たガソリンを送る細い管が
ポートに刺さっております。
そうなんです、この車輌にはボッシュ製の
メカニカルインジェクションポンプ(通商メカポン)が
装備されております。
その後の空冷ポルシェに装着されたKジェトロ、LEジェトロ
と言ったボッシュインジェクションの大先輩にあたります。
このキャブレターとは違った機能美的な物は、
何とも言えない魅力です。