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最後の写真は、993カレラ後期モデルのエンジン

になります。

今までの写真と違い、インテークマニホールドの部分に

大きな変化があります。

バリオラムと言う、可変吸気機構が装備されました。

これは、エンジンが低回転時から高回転時まで効率良く

吸気を行えるよう、弁によって吸気路を変える構造です。

インテークの中に、その機構が組み込まれている為

素材が樹脂から金属の鋳物へ、また変化致しております。

見た目では、このモデルが一番ゴツク見えます。

この様に、空冷ポルシェはモデルによっては4年と言う

短い生産期間にも関わらず、大きく変化している場合が

あります。

しかし、それは性能向上の為の飽くなき挑戦による

結果に他なりません。

993モデルを最後に、空冷エンジンの生産は

終わってしまいますが、今でも多くのファンを魅了して

いるのはポルシェの飽くなき努力と挑戦を感じる事が

出来るからではないでしょうか。

それでは、また。