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そのコブらしきものを拡大して写真を撮ってみました。 これは、何なのでしょうか? オイルホースが、ここに集まっているようです。 これは、オイルサーモスタットです。 サーモスタットとは、いわゆる弁です。閉じたり開いたりします。 空冷ポルシェは、兎に角エンジンオイルの量が多いのです。 エンジンオイルがまだ熱くなってない時に、 オイルクーラーでオイルを冷やしても仕方がありません。 そんな時は、サーモスタットを閉じオイルをフロントオイルクーラーに 行かない様にします。 そして、エンジンオイルが熱くなってきたら今度は サーモスタットを開きオイルクーラーへエンジンオイルを循環させます。 これが本来の働きになります。このようにサーモスタットが正しく動くと どのような走り方をしても、全く問題ございません。 サーモスタットは油温によって弁を開け閉めするシンプルな構造です。 しかし、たまに正常な動きをしないサーモスタットがあります。 固着等をして開け閉めが出来なくなってしまう場合です。 閉ったままですと、油温が上がりやすくなり最悪の場合、 エンジンがオーバーヒートしてしまいます。 只、これは症状が分かりやすいのですぐ気付く事が出来ると思います。 これが開いたままになっている場合ですと、意外に気付かないものです。 何故なら、オーバーヒートと言ったような症状が出ないからです。 しかし、エンジンは温まりにくくなります。 真冬なんかは本当に油温が上がりません。 エンジンと言うのは、最高の性能を発揮するには 適正な温度、油温があります。熱くなりすぎるのは良くないです。 しかし温度が低すぎるのも良くないのです。 なんか、自分の車でなかなか油温が上がらないという方、 一度点検で見てみるのをお勧めします。 |