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それを踏まえてDOT3とDOT4のウェット沸点を見てみましょう。

DOT3 ウェット沸点140℃以上
DOT4 ウェット沸点155℃以上

となります。

140℃と155℃・・・・・・・、パッと見、温度は高いと思います。

しかし良く考えてみて下さい。車のブレーキは

ブレーキローターをブレーキパッドで挟み摩擦し抵抗させ車を止めます。

その時に、摩擦熱が発生するのです。

つまり、良く止まるブレーキ程より熱を発生させるという事なのです。

そして、思い出してみて下さい・・・・・・。

良くテレビで放送されているF1やGTレースのシーンで、

車がブレーキングする際、ブレーキローターが熱によって

真っ赤になっているのを・・・・・・・。

さすがにレースの様な、発熱は無いにしろチョットしたワインディングや

サーキット走行で、フルブレーキングを繰り返したら・・・・・・・、

140℃と155℃・・・・・・、

何か・・・・それ位の温度になるような気がしませんか?

沸点を超えてしまったら・・・・・、当たり前ですが沸騰します。

沸騰すると気泡が発生します。しかもブレーキホース内にです。

こうなると、いくらブレーキペダルを踏んでも気泡が邪魔をして

圧力が上手く伝わらず弱い制動力しか得られない非常に危険な状態になります。

これが、教習所でも習いますベイパーロック現象なのです。

この現象は、やはり経験したくないものです。

大切に保管しても、ガンガン走っても、ブレーキフルードは

自然劣化します。

ブレーキ性能は車の命綱です。

大惨事になる前に・・・・・、定期的なフルード交換をお勧め致します。

ちなみにこの写真のAte スーパーブルーレーシングなる

ブレーキフルードは標準的なフルードの薄い黄色ではなく

その名の通り、青いフルードです・・・・・・・。

今回触れておりませんDOT5とこのや

このブルーレーシングの事は、次回にご案内させて頂きます。