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前回はブレーキフルードの規格でもDOT3とDOT4まででした。

今回は更に上位の規格であるDOT5についてになります。

DOT5規格は、通常市販されている車両で指定されている事は

まず無いのですが、特にサーキット走行を良く行う方は自分のお車に

使用されている方は、多いと思います。

DOT5規格は、通常DOT3やDOT4のフルード成分である、

グリコール系では無くシリコーン系を使用しておりますので、

全く成分が違います。

前回、グリコール系は吸湿性が非常に高いとお伝えしましたが、

DOT5のシリコーン系は、全く吸湿しません。

その為、混入した水分はそのままの状態で残ります。

このため万が一水分が混入した場合、水滴となりその水滴が

ブレーキホースを詰まらせたり、沸騰・凍結等を引き起こしてしまう

事があります。

勿論、グリコール系とシリコーン系は互換性が無いので、

混入する事は出来ません。

しかし、最近ではグリコール系のフルードも性能が上がり、

DOT5の規格性能をクリア出来るようになりました。

それらのフルードはシリコーン系と区別する為に

DOT5.1と呼ばれております。

勿論、DOT5とDOT5.1も同じ規格内ですが、

成分が違う為混入は出来ません。これは注意すべき点です。

ブレーキフルードも日々進化し続けて性能も向上しているのです。