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これは取り外した燃料タンクになります。 今回この車輌は長期間乗らずに置いてあッたのですが 久々に乗ろうとエンジンを掛けてもセルは回るが一向にエンジンが掛かる気配が無い と言うので工場に入庫となりました。 点火等は正常に行われていましたので、次に見るべきところは燃料系、 しかしフューエルフィルターを外してみたら錆びが混ざっている、 これは大変だと燃料タンクを外し確認する事となりました。 この燃料タンクは樹脂製です。樹脂製のタンクなのに、 錆がと思ってしまうかもしれませんが、出るのです。 中に残っているガソリンも古いせいなのか、 色も臭いも違います。 ガソリンも腐るのです。 今回はまだ液体として存在しておりましたが、ガソリンとしての役目は果たせなそうです。 これがもっと酷くなるとタール状に黒くドロドロになってしまう事も。 こうなってしまいますと、タンクの洗浄だけでは落としきない事もあり 最悪の場合、燃料タンクの交換となってしまう事もあります。 ガソリンは長期間放置しておくと、その量に関係なく腐ってしまいます。 一番の予防方法は、定期的に乗って頂く事でしょうか。 空冷エンジンは、水冷とは違い水を使いませんので長期間放置していても 水冷より再始動させる事は難しく有りません。 それでもお車を使用しない場合、気を付けなければいけない事はあります。 今回はそれほどの大惨事にはならず、エンジンがかかりました。 |