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BMW M3 Coupe M DCT Drivelogic
玄人好みのクルマ……4代目となる“M3”は伝統のスポーツ精神を継承しつつ、弛まぬ挑戦を続ける証として、心臓部にV8・4Lを投入した。従来の「いかにも」な刺々しい「過剰演出」とは決別し、禁断のスイッチはすぐ近くにありながら、「平静を装い、悦に入る」真にオトナのヤバさを手に入れたのが、New“M3”なのである。実際、派手さはないが、判る人には強く訴えかけてくる凄みは、ルーフはカーボン製で、フェンダーは樹脂製etc.と、M3専用パーツを纏っているからだ。そこには、虚勢(ハリボテ)とは無縁の、性能と材質の関係を知り尽くした、真性スポーツブランドの極みがある。
成熟さを増した加速……V8化でトルクアップしたお陰で、むしろ紳士的な印象を受ける瞬間もあるが、そう思うのは実はドライバー自身だけで、その加速は他車の追随を許さない。どの回転域・速度域でも旨味を堪能でき、以前のようなシャカリキ感は一掃され、頼もしい足回りと手応えのあるハンドリングと相俟って、ゆとりに満ち溢れている。計器を気にすることなく、音にスピードにワインディングを満喫できる数少ないクルマが、このNew“M3”なのである。
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