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Porsche Carrera S
SPECIFICATION
"永遠のスタイリング、伝統の走り"
Porsche Carrera S
人は何故、こうも昔を振り返るのであろう。それは「ノスタルジー」という陳腐な言葉では片付けられない、永久不変のものに対する憧憬なのかもそれない。青白い前照灯に照らされる深夜の道を運転しながら、その答えがこの“993”に見付けられる気がした。
後方より響き渡る“911”独特のサウンド・・・・・・「バチン」とドアを閉めて訪れる静寂とは裏腹に、芯から轟く乾いた本物のエグゾースト・ノートが堪らない。それも熟成に熟成が重ねられた、最終空冷型水平対向エンジンが奏でるサウンドなのだがら、クルマ好きにとっては垂涎の代物である。残念ながら、その重厚感ある鼓動を最早、僕らは「新車」として手に入れることが出来ない。 あの張り出した魅惑的な腰付き・・・・・・どこから見ても、一目で分かる独特のスタイリングを持ったクルマは、この“911”をおいて他にない。伝統を感じさせながらも、どこか垢抜けている様、そしてこの男の所有欲を満たす雰囲気は後にも先にも、この“993”が最後である。しかも、このポルシェときたら、ワイドなターボボディを有する“Carrera S”なのだから、より一層、その後姿が強調されるというものである。グラマラスなハリウッド女優を髣髴とさせるボディラインは人々の視線を釘付けにすること間違いない。そのうえ、“Tip-S”で、この“993”の持つ「空冷サウンド・RRドライビング・“911”スタイリング」の魅力との一心同体を味わえるのだから・・・・・・。
思想家バークの言葉の如く、「良きものは堅持し、悪しきものは捨て去る」のが、本当の伝統の継承だとしたら、その王道を行くのが、このポルシェ“911”であり、とりわけその究極形が、最終空冷型“993”モデルであろう。秒単位で変貌していく現代だからこそ、その意味がしみじみと伝わってくる、この一台をDaishoが自信を持ってお勧めしたい。
尚、当車両は1997年式(走行4500km D車)。高質感のレザーインテリア。高剛性と高トラクションのリアルスポーツ・ドライビングを心から味わって頂きたい。
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