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JAGUAR XJR 4.2 Supercharged
SPECIFICATION
JAGUAR XJR 4.2 Supercharged
JAGUARには、理屈なしに「格好良い」と言わしめる魅力が溢れている。伝統の面構えから上品なリアエンドにかけての、低く伸びやかなラインが醸し出す優雅な佇まいは、JAGUARゆえの芸当だ。最近増えた、周囲を蹴散らす所謂「セレブ」グルマの雰囲気は、微塵も感じられない。なかでも、高性能版の“XJR”は、颯爽と乗り込む米東部のエスタブリッシュメントの姿を髣髴させる。
軽快感が印象的だ。40%スリムによる低重心化が奏功し、トレッドを感じつつ粘っこい中高速のコーナリングが心地よい。しかも、捩り剛性が60%アップしながら、ジャーマンライクな、緊張を強いられる冷徹な重厚感がない点に好感が持てる。また、特筆したいのが、高性能版“XJR”の足回りが持つ軽やかさと粘り強さだ。スーパーチャージドの加速にしても、荒々しさなくして、圧倒的な速度域に到達していることに気付かされる。而して、「猫脚JAGUAR」と揶揄された旧い偏見は直ぐに、払拭されるのである。
黒基調に赤のアクセントが効いたレザーインテリアは実に、乗り手の好感度を高めてくれるはずである。また、意外にも後席の居住性も忘れられない。時にはハンドルを任せて、大事な約束を果たした余韻に浸るのも好かろう。
乗馬馬を操るような気分にさせるのが、JAGUAR“XJR”の印象だ。強さと優しさを併せ持つことの大切さを、我々に教えてくれるような、魅力に満ちたクルマである。
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