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PORSCHE CAYMAN-S
SPECIFICATION
PORSCHE CAYMAN-S
絶妙なバランス…これまでのポルシェとは一味違う、随分と安定した挙動変化に戸惑うのも一瞬のこと。直ぐ様、「ドライバーの手足と一体化する」躍動感に酔い痴れた。ドライビング・ストレスなど感じることなく、日頃の喧騒を抜け出すことが可能だ。
軽くアクセルを一踏み…グイッと前に出るような加速に、好感が持てる。お叱りを受けそうだが、従来のポルシェは極めて、運転者の愉しみに寄ったクルマであった。高回転をキープし、その「らしさ」を出すほどに、パッセンジャーとの距離が遠退いていったことを思い出す。でも、この“CAYMAN-S”は、次元が違う。まるで、エッジの効いた滑走靴が弧を描く銀板の如く、鋭くて、それでいて刺々しい感触は皆無だ。ドライバーならずも、「誰もが分かる出来の好さ」が、このクルマの魅力だ。
未来への予感…ケイマンに、次世代ポルシェの胎動を感じずにはいられない。それは、夢の“Carrera GT”が採用した「V10エンジン+ミッドシップレイアウト」によって、証明済みである。モータースポーツ創成期やスーパーカーブーム、近年のパワーウォーズと、時代を越えて、ポルシェはいつも、僕らが描くスポーツカーの典型であり、そんな革命的な一台が自分の車歴を飾るなんて、想像しただけで幸せだと言ったら、言い過ぎだろうか。
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