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このように、空冷エンジンは自動車以外にも 様々な用途な仕様で使われており、 その安定した実力は、長年の実績によって証明されております。 そしてこのシンプルな構造は、軽量化を行いやすく 部品点数も減らすことが出来ますので耐久性も向上しますし、 何かあってもパーツ交換・修理が容易です。 また、水冷エンジンの様に水回りがあるわけではないので、 冷却水による腐食の心配も要りません。 過去の空冷エンジンが、今でも稼働しているのは 空冷エンジンのメリットが 最大限生かされた結果とも言えるでしょう。 自動車産業では、新しい空冷エンジンの車を もう見かけることは無くなってしまいました。 しかし、他の乗り物・産業ではまだまだ新型の空冷エンジンが 活躍しております。 やはり、構造的メリットは捨てられないのです。 自動車産業では騒音規制やエミッション等で空冷エンジンは それらをクリアするのが難しい為、 メリットがある事を解りつつも次第に生産ラインから 消えて行きました。淋しいものです・・・・ 無いものねだりをしても仕方ありません。 今ある空冷エンジンの車を、 そしてポルシェを大切に守って行ければと思います。 |