「一分前!」タイムキーパーの声が耳朶を打つ。
「5、4、3、2、1!スタート!」 ドンナモンジャイ!
振り返るとバックステイに翻るTYC旗が誇らしげです。
素晴らしい海! 素晴らしい風! 素晴らしいヒール角!
これぞヨットレーシングというスピードで切り上がっていきます。